どうも、ハクです。
自分はダメな人間なのか?
仕事は一生懸命頑張ってるし、帰ってきてもいろんな使命感から勉強したり明日の仕事の準備をしたりと頑張っている方も多いと思います。
自分はダメな人間なのか?そんな問いが襲ってくる人に対して、僕が試して効果的だったことをご紹介します。
少し自己紹介をします。
僕は大阪に生まれ、大阪育ち。
といっても南の田舎のほう。
父は公務員、母は看護師で三人兄弟の真ん中。
そんな絵にかいたような家庭に恵まれぬくぬくと育ちました。
小中と成績は普通の中の普通。
高校にはいり、親の目を気にして猛勉強した結果、成績は常にトップクラスを維持しましたが、大学受験ではそれほど結果も出ず普通の大学に進学。
運動は好きでしたが、運動神経抜群!というわけでもなく。
手先は器用でしたが特にズバ抜けた才能はなし。
親に助けられ、無事普通の中の普通の大学を卒業し、医療系の資格を取り、地方の総合病院に無事就職。
人生は安泰の方向へ向かっていると信じていました。
就職して1年が過ぎ、コツコツ頑張るタイプだった僕は容量のいい同僚の作業スピードに追い付けずに伸び悩んでいました。
上司から見ると、そりゃ仕事のできる後輩がかわいいわけで。
同僚と肩を組んでは嫌味を言われる毎日で、最初は「見てろよ…絶対見返してやる…」と思って必死に勉強していたのですが
2年目から二人とも部署が変わり、同僚とは別々の場所へ。
上司も変わり新しい仕事内容も一変しました。
正直なところ、この2年目からの仕事が僕がやりたかったことなので、かなり気合を入れて頑張ろうとしました。
ですが、またもや容量の悪い僕は空回りばかりで毎日のように上司に叱られてばかり。
2年目の半年を過ぎたあたりから上司からは呆れられるようになり、「絶対負けない」と燃えていた炎も徐々に小さくなっていきました。
3年目に入ってもなかなか上司は認めてくれず、僕の心は燃え尽きる寸前でした。
ただ、医学の勉強だけはコツコツとやっていたので、知識だけは人一倍強かったと思います。(頭でっかちってやつですね)
ただスピードが求められる職場だったので僕の性にあっていなかったといえばそれまでかもしれませんが…
そして3年目が終わろうとした冬に事件は起きました。
説明すると長くなるので割愛しますが、心が完全に燃え尽きていてただ漠然と業務をしていた時にとんでもないミスをしていることに上司が気付きます。
怒鳴られてから事の重大さに気づいた僕でしたが、時すでに遅しでどうすることもできずただただ謝りました。
その一件をきっかけに僕の心は完全に死んでしまい、やる気、自信、勇気、その他もろもろを全てを失いました。また、この頃に家庭内でもいろいろあって、人生の底辺を生きていたと思います。
入社して3年でここまでボロボロになるなんて予想もしていませんでしたが、ここで職場のある方に助けられ、取り返しのつかなくなる前に僕はこの職場を離れることを決意します。
その後、別の病院に移り一人暮らしを始め、今に至ります。
この三年間の中で心を病む原因や、働く理由や上司の見分け方、仕事に対する考え方などをずっと考えていました。
皆さんの中には僕と同じか、それ以上に過酷な労働環境にいる人だっているかもしれません(まあ僕は容量が悪いだけですが笑)
今にも壊れてしまいそうな人に届けばいいなという思いで
「自分はダメな人間なのか?」という問いにたいして僕なりのアドバイスをします。
1.「肯定」
まず、あなたは素晴らしい人です。
唐突ですが、事実です。
あの時の僕に足りなかったのは「肯定」です。
よく使われる言葉で言うと、「承認」です。
問題は「誰が」「何を」肯定するかです。
僕はただ、自分がやっていることを認めてほしかっただけなんですね。
何をやっても怒られる。何もしなくても怒られる。じゃあどうすればいいんだよ!!ってなってました。
この「肯定する」ですが、なぜか人は所属するコミュニティの中で、一番力のある人からの「肯定」「承認」を求めます。なぜなら一番力のある人からの承認はそのコミュニティの中での「生存」を意味するからです。
これが非常に厄介な人間の本能で、日本人の悪い所でもあります。
上司に絶対的な権力があって、且つ昭和時代のような教育をしている上司だと、この「肯定」を受ける難易度は格段に上がります。
そこで僕がやって効果があったのは「自分で自分を認める」ことです。
これがかなり効果があります。そもそもですが、他人に認められる必要などないです。他人に求めるなら、家族、恋人だけで十分です。だって自分の人生ですもの。
自分の人生を自分で生きなければ、だれが自分の人生を生きてくれるのか?
これは「嫌われる勇気」で有名なアドラーの言葉です。
なんだか自己啓発みたいになっちゃいましたが、要は自分で自分を肯定することで、スッと気持ちが楽になります。
気持ちが楽になった時に、そんな職場なんてさっさとお別れしましょう。きっといい出会いが待ってるはずです。
2.「いい意味であきらめる」
その環境はもうどうすることもできないです。
自分で変えられない要素が大きすぎてそれをどうにかしようとしているといずれキャパオーバーになります。
僕は職場の救世主にそう教わりました。自分で変えられないもの、それは「他人」です他人の心を動かすのは自分を変えるよりも難しいです。
自分が変わるのさえ難しいのに、そもそもできっこないんです。
「上司が認めてくれない」「あの人に頼られる存在になりたい」とかそういった願望ははっきり言って無意味です。あきらめましょう。
結局のところ、自分がその仕事や物事に対して熱中し、無我夢中で取り組むことで、それが結果となり、その結果が信頼を生むのです。
自分が思うように生き、進むことでそれについてきてくれる人が現れます。その人たちとの縁を大事にしたほうが人生がより素晴らしいものになるはずです。
自分の思うように生きると人生がパッと明るくなります。ぜひ、いい意味であきらめてみてください。
3.「どうでもいいことは考えない」
これはもうこの言葉の通りです。
いい意味であきらめるのと同様、考えても仕方ないことは考えないほうが時間を有意義に使うことができます。
上司の機嫌取りなんてその代表例です。
機嫌をとって昇給しますか?今の時代では上司の機嫌を取ったところで何も変わりはしません。むしろ自分が仕事に使える時間が減るだけで、損でしかありません。
こう考えることで、「肯定」や「承認」を求める心が少なからず消えます。
容量が悪い僕ですが、職場を変えてからはいい上司に恵まれ、仕事に対してのみ頭をフル回転させることができていて、生産性もかなり向上したと感じています。
やはり、他人からの圧力というのは現代において大敵なんだなと確信しました。そりゃ自分の努力も絶対必要ですが、あなたはできます。周りにとらわれず、自分の考えで行動することで必ず結果はついてきます。
あなたならできる。そう信じて明日も頑張ってください。
ってことで今日はこの辺にしときます!